GAISHIKEI LEADERSによる専修大学生田キャンパスでの連続講義、第3回目のレポートは、エクスペリアン・ジャパンCFOの郡家孝之氏による講義のレポートです。これまでのIBM、アクセンチュア、モトローラ、コンデナストといくつかの違い業界での経験、また、人事部でのプロジェクトマネージメントから始まり、社内システム開発および保守のシステムエンジニア、ファイナンス部門のシステムアドミニストレータ、FP&A、Pricing、経理部長、そしてCFOといろいろな仕事の経験を紹介しました。その中で、いくつかのキャリア理論にも触れ、実経験を通したアカデミックな講義になりました。

 

初めに郡家氏が高校、大学時代に音楽に没頭した話をしましたが、そこで出てきたのが、チクセントミハイ博士のフロー理論。没頭して無我夢中で何かに取り組んでいるときにスキルが急激に伸びる、チャレンジと自分のスキルレベルのバランスがちょうどよい状態が、成長できる環境、などフロー理論の基本的な考え方を紹介していただきました。

flow

郡家氏のキャリアチャートに何度か出てくるのが、「転機」という言葉。新しいことにチャレンジしないことには機会がつかめません。これはスタンフォード大学のジョン・クランボルツ博士のキャリア理論、Planned Happenstance(計画的偶発性)の中心的な考え方でもあるので、この理論の紹介をしました。

 

グラフィックス1

 

クランボルツ博士によると、キャリアは偶然の積み重ねを通して形成されるが、だからといって何もせずに流れに身を任せるべきでないと言っているそうです。キャリア的に成功している人は、さまざまなことに関心を持ち、失敗を恐れず積極的に動くことで自分を成功へと導く偶然のチャンスをつかみ、幸運を手にする、というのがPlanned Happenstance理論です。郡家氏がこの理論を知ったのは比較的最近だそうですが、これまでの経験で、クランボルツ氏が提唱する5つの行動特性、1:好奇心、2:持続性、3:柔軟性、4:楽観性、5:冒険心、をこれまでのキャリアの中で実行してきたことを紹介しました。

 

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